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Author:bike
 写真は、和歌山県内にある「紀伊日ノ御埼燈台」です。
定年後、日々余裕ができたのでアメブロを始めたのですが、平成25年9月15日、当ブログに引っ越しをしました。思いつくままに綴っているところです。
 右サイドバー、リンク上段の「自転車で日本一周の旅」は私のホームページです。

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老夫婦

 朝一番スマホの着信音が鳴った。次男の甥っ子かな、とスマホを手に取り着信表示を見ると、尊敬すべき親戚の方からであった。年齢は80歳を過ぎている。毎年、手書きで賀状を頂く。ところが、「今年は賀状を出せなかったので」、とご丁寧にも電話による新年のご挨拶であった。

 この電話の後、ふと、ある老夫婦の存在が脳裏をよぎった。それは、以前の住まいの時、私より後から同じ階に老夫婦が入居してきた。入居の際、ご丁寧にもご主人が手土産を持ち、ご挨拶に来られた。この後から懇意に言葉を交わすようになっていた。

 会話の中で、ご夫妻に子供のいないこと、また奥様が教師をされていたことも知った。奥様は、車いすの生活を余儀なくされていた。週に何回か介護職員がお迎えに来ていた。ご主人の移動手段は、常に自転車。一時、奥様が介護施設に体験入院をされたことがあり、その時ご主人も寝泊りをしたという。ご夫妻の年齢は、少なくとも75歳は過ぎていたと推定される。ご主人と言葉を交わすつど、「何かあれば、いつでも声をかけてね」、と伝えていたのだが。

 ところが、突然、姿が見えなくなった。引っ越しをしたことは間違いない。もしかすると、転居の時、言葉をかけるため我が家のドアをノックしてくれたはず。退去時、言葉を交わすことが出来なかったのが、すごく残念で心残りになっている。

 ご主人は、いつ会っても明るい笑顔で会話をされていた。「この方、若いとき何をなされていたのだろうか?」とその人柄に惚れ込んだ。人は、言葉遣いや振る舞いから、その方の生い立ちがおよそ推定できる。人によっては、顔の表情にも変化が現れるように思う。私もそのようになりたいが、かなり程遠い。
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