高松市・栗林公園の茶屋(小松亭)で・・・

「小松亭」茶屋(飲食店)

女将さんにとっての思い出深い写真。渥美清主演の「男はつらいよ」。

栗林公園内の一角に「小松亭」という茶屋(飲食店)がある(1枚目の写真)。公園を散策の過程で暑さから逃れるため茶屋を覗いた。入り口で目にしたのが、3個串刺しされた三種類のダンゴだった。お店で休憩を取る為、私はヨモギ入りのダンゴを買った。
お店に入りすぐ目についたのが、3枚の額だった。フーテンの寅さんこと、渥美清主演の「男はつらいよ」でご存知でしょうが山田洋次監督&主演・渥美清さんの写真&サイン入りの色紙が掲げられていた(2&3枚目の写真)。
私は許可も得ず、思わずサイン入りの額に向けて、スマホのシャッターを押した。すると、「カッシャ!」の音に気付いた女将さんが、注文されたダンゴを準備していると思われる、お店の奥から「ここへ来られたのですよ・・・」の声が聞こえてきた。
これがきっかけとなり、話が弾む。会話の中で女将さんの出身地が東京は下町であることが、分かった。
女将さん: 「東京は、下町で育ちました。でも、年と共に東京へ帰りたくなってきました」
私: 「どのようなご縁で高松でお住まいになられたのですか?」
女将さん: 「主人が東京で仕事をしていましたので、そのとき結婚してくれるなら、高松で家を建てるから、と言うので来ました。もう40年になります・・・」
私: 「高松はいいところでしょ」
女将さん: 「すごくいいところです。東京はいつも地震で揺れていましたが、高松は地震がないので安心です」
見ず知らずの方と、ちょっとしたことで、話が弾みました。話さなくては分からない、人それぞれの生き様があります。自転車で日本一周の時、とにかく自分から話しかけることを心掛けながら、旅を続けた。その癖が抜けていない。
フーテンの寅さんこと、渥美清主演の「男はつらいよ」が御縁となる旅先での会話から。
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