プロフィール

増本世志夫

Author:増本世志夫
写真は、和歌山県内にある「紀伊日ノ御埼燈台」です。
定年後、日々余裕ができたのでアメブロを始めたのですが、平成25年9月15日、当ブログに引っ越しをしました。思いつくままに綴っているところです。
 右サイドバー、リンク上段の「自転車で日本一周の旅」は私のホームページです。

最新トラックバック
フリーエリア

甥っ子の運動会

 昨日の南大阪は晴天で暑すぎるほどの一日だった。そのような天候の下、甥っ子の小学校で運動会が行われた。甥っ子にとって小学生最後の運動会でもあった。それだけに家族総出の応援と相成った。

 朝一番のおっちゃの役目は、8時の開門に備えての場取りで始まった。6時40分から列に並んで、いざ出陣だ。待つこと1時間20分。長男の甥っ子も加勢してくれたこともあり、最前列の場所確保ができた。

 運動会は9時に始まった。進行はありきたりで校長先生・PTA会長のあいさつで運動会の幕が開いた。

 ま、それはいいのだが運動場上空にロープが張られ、そのロープに外国国旗が吊るされた運動会の風物詩ともいえる光景を見ることができなかった。これがないと、なんとなく運動会の雰囲気が盛り上がらない。おまけに入場門と退場門には、高さ2㍍余りもあるでかいプラスチック製のポールが使われていた。

 即席もここまで進むと、なんとも味気なさを感じる。とはいえ、先生方の指導と生徒の努力もあり、楽しい運動会を観覧させていただくことができた。人生に同じことはない。だから甥っ子にとっても思い出深い運動会になったはずだ。
 
 一方のおっちゃんは、進行に合わせてビデオ撮影に忙しかった。甥っ子の動きに合わせて右往左往で走りまくった。だから楽しんで観覧することができなかったことが残念だった。

 子供の成長は早いものだ。なんだか、あっというまの6年間だった。成長するのは嬉しいが、幼いままでいてほしい、とも思った。実に複雑な心境でもある。ひとつの大きな役目が終わった。そのような感慨深い昨日であった。

 長い人生、様々な試練が待ち構えているだろうが、乗り越えてほしい。


スポンサーサイト
THEME:日記 | GENRE:日記 |

ネコ&カラス

ワンこうの散歩をさせていたところ、ネコがカラスを襲おうと戦闘態勢に入ってる姿が目に留まりました。まさに「抜き足差し足、忍び足」の姿勢でカラスとの距離を縮めるべく接近を試みています。

一方のカラスは、ネコが接近しているのが分かっているはずなのに、「我感知せず」の姿勢を貫いています。見方によっては、ネコを完全に見下しているようにも受け取れました。

ネコは、フェンスに止まっているカラスの最短距離の地面から、フェンスに一気によじ登りました。

ご覧のように、それでもカラスは、その場から飛び立とうとしません。

でも、ネコがカラスのそばに更に近づこうとしたので、さすがに場を離れましたが。

ネコとカラスの行動に見とれてしまいました。

       
         いい獲物を見つけたな。しめしめ。




       
        慎重に、慎重に!




       
        (カラス): 何か要件でもあるんか?




       
        (ネコ):待っとけよ!



       
        やれやれ、やっと登ったがニャン。




       
        しめしめ、もう少しだな。




       
ネコに、「アホか?」と考えたか否かは定かではありませんが。カラスは猫を完全無視。

ガードレール

 京都・八幡市で集団登校中の小学生の列に向かって少年の運転する車が飛び込み、5人の児童が重軽傷を負いました。いくら車社会とはいえ、防げる事故があまりにも多すぎます。

 少年は、昨年免許を取得したばかりでなく、普段から無謀運転をしているところを周辺住民の目に留まっていたということです。起こるべくして起きた事故と言えます。

 事故を通じて感じたのが、あの場所にガードレールが設置されていれば、事故から子供を守ることができたかもしれないということです。

 なぎ倒された安全柵は、どこでも見かけるものです。でもあれでは、今回のような交通事故から命を守ることはできません。あのタイプの柵は、恐らく歩行者が車道横断を防ぐために設置されたものとしか思えません。

 交通事故の多くが交差点に集中しています。今回の現場も交差点近くでした。加えて事故現場は通学路でした。それに歩道も比較的広いように見受けます。

 このことを検証してみると、今するべきことは、通学路にガードレールを設置することです。でなければ、今回のような交通事故から身を守ることはできません。

 最善策は、私も含めてですがドライバーが安全運転を心がけることです。でも、無謀運転する人にいくら安全運転を訴えても意味がありません。そのためにも、できることから至急するべきです。



THEME:今日のつぶやき。 | GENRE:日記 |

頂を目指して走る

 自転車に乗ることが、めっきり少なくなってきました。それに比例するように運動不足を感じています。今日の大阪の天気予報は31度で晴天です。そこで、「よし、今日は出かけよう」。今年の春、高野山を目指して以来のツーリングになりました。

 ところが、自宅を出発後、1㌔地点ほどの上り坂に差し掛かると、「今日は、もうやめよう、もうだめや!」と、もう一人の見えない私が、行動を阻止します。ほんとにギブアップ寸前でした。体力の低下とともに年齢を感じた次第です。若いころはこのようなはずではなかったのに。トホホ・・・

 でも、もう一人の私が顔をのぞかせ、「ここでやめると、次の山頂を目指すことは無理や! だから頑張れ!」と弱気になりかけている私の後押しをします。なので、心を鬼にして踏ん張りました。目指すところは700㍍余りの頂です。


CIMG5752_convert_20130924142156.jpg林道入り口の山林の中にある古家。


CIMG5756_convert_20130924142616.jpg


CIMG5758_convert_20130924142842.jpg山頂を目指す道で、唯一のトンネルです。


CIMG5759_convert_20130924143028.jpg夏を通じて初めて見た蛇です。でも、これって、おいおい、マムシではないですか。どうやら昼寝をしていたようで、私が少しずつそばまで接近すると、やっと気づき慌てて逃げました。


CIMG5761_convert_20130924143241.jpg右側に小川が流れています。少し休憩。


CIMG5763_convert_20130924143515.jpgきれいな水が勢いよく流れています。ここで顔を洗ってみました。


CIMG5767_convert_20130924144651.jpgこのような林道もあります。心を癒してくれます。写真で見る以上に、きつい上り坂です。


CIMG5769_convert_20130924144802.jpg「傾斜15.7%」です。こんな道、私の脚力、自転車で乗りきれるはずがない。完全にギブアップ。


CIMG5772_convert_20130924144917.jpgこの場所へ着けば、飲み物でも一本飲んで・・・と一所懸命頑張ったのに、嫌な予感はしたのだけれども火曜日は休日でした。

CIMG5770_convert_20130924145017.jpg御覧のとおりです。


CIMG5773_convert_20130924145519.jpg頂にある展望台です。初めて訪れたときは登ってみたのですが。


CIMG5775_convert_20130924145641.jpg頂にあるお店のそばから、パチリ。和歌山県内を撮る。

 坂を上るときは、悲鳴を上げるが、下りは最高の気分だ!。


※過去読んだ本の中から抜粋しておいた文書を綴っています。
 <2回目>
予測しがたいことに耐えうる力をつけることが教育の最終目的なのである

THEME:日記 | GENRE:日記 |

道端に咲く花

 先日のウォーキング中、道端で見にかけた花です。往復3時間余りの道のりで、一輪のユリと名前は分かりませんが一株の花(田舎の畑では、単なる厄介な雑草でした)を見つけました。他に花は見かけません。コントラストの異なる白とピンク。ともに、道行く私に「見てほしい」とばかりに、まばゆいまでに花が輝いていました。


IMG_4917.jpg


IMG_1612.jpg

※過去読んだ本の中から抜粋しておいた文書を今日から綴ってみることにしました。
 <一回目>
ほんとうの人間の価値は、過去になにがあったかではなく、そこから先、立ち上がってどう生きたかによってはかられるものだ


THEME:日記 | GENRE:日記 |

中秋の名月

 皆さまおはようございます。昨夜、宿直勤務のため職場からの投稿です。ただ今、午前3時43分です。「中秋の名月」ということなので外に出て夜空を見上げると、満月のお月さんが眩しいばかりの光を放っていました。スマホを使って全開アップ撮影しました。まずい写真ですが、どうぞご覧ください。

 ネット情報では、「次の中秋の満月は2021年9月21日」だそうです。人の心も満月のお月様のように美しければ、事件も起きないはずです。見とれてしまいました。


IMG_1686.jpg

THEME:日記 | GENRE:日記 |

田園風景

台風18号の去った17日から終日、晴天が続きます。

今日は、先週に続いてウォーキングに出かけてみました。

そこで見かけたのは、長閑(のどか)な田園風景です。コンバインで稲刈りが行われていました。つい、歩く足も止まりました。

IMG_4047.jpg

IMG_0500.jpg


人命救助で思うこと

 日中間がぎくしゃくした最悪の関係が続いています。このような憂鬱(ゆううつ)な両国関係ですが、台風18号で増水の淀川(大阪市)に小学3年生(男児)が転落、それに気づいた中国籍の男性(留学生)が川に飛び込み救助しました。淀川と言えば、琵琶湖を源流とする大きな川です。川を渡り少し進めば、兵庫県にあたる位置です。

 彼は上海市出身で大学卒業後「日本の戦後の経済成長を学びた」ための来日であり、来春には大阪市立大学院の博士課程に進学する予定のようです。

 嫌な日中間のなかで、彼の人命救助は、恐らく中国でも伝えられるはずです。つまり、彼の勇敢な行動が今後の日中間の良き架け橋になることは間違いありません。

 一人の子どもを救うため、下手をするとわが命の保証もない状況の川に飛び込んだわけです。人の命とはこれほど尊く重いものです。

 その一方で、事件や内戦、戦争により尊い命が失われています。なんとも相反することが平気で行われていることに悲しくもなり、怒りさえ感じるもです。



THEME:今日のつぶやき。 | GENRE:日記 |

台風も怖いのです

 紀伊半島から日本列島を縦断するように台風18号が北海道まで駆け抜け、列島に甚大な被害を残しました。

田舎育ち・島育ちの私には、台風の恐ろしさが身に染みています。島で育っていたころですが、夏になると時々大型台風が島を襲ってきたものです。沖縄は別格として、台風銀座と言われる四国でしたから。

 風も波も中途半端なエネルギーではありません。頑丈に造られた防波堤を破損させるほどにすさまじい波。屋根瓦が剥ぎ取られるほどの風。そのため、どこの家庭でも、風の被害を防ぐ対策が施されていたものです。それでも、時には屋根瓦が飛ばされることもありました。当然、外を歩くことはしません。何が飛んでくるか分からないからです。

 このような環境で育った私ですから、テレビを通じて見るレポーターの様子が気になります。ヘルメットは被ってはいるものの、強風の中に立ち現場報告をする危険な行為です。

 もうひとつは、台風18号で見た都会の様子です。あれだけの強風の中を、傘をさして歩こうとする信じられない行為です。結果として傘は、一瞬にして突風で飛ばされていました。歩くこともままならないほどでした。無防備にもほどがあります。

 地震や竜巻は別として、台風に対する警戒心がどうも怠慢になっているように思えます。過去をさかのぼれば、伊勢湾台風や室戸台風という事実があります。このことを思うと、各地に被害を与えた台風18号の怖さを改めて教訓としなければなりません。その時の判断が生死を分けるのです。

THEME:日記 | GENRE:日記 |

アメブロからFC2ブロブへ

 皆さま、おはようございます。これが初めての投稿です。
 
 アメブロで日々の思いを、勝手気ままに書き留めてきました。でも先日、突然ブロブを引っ越しすることにしました。ブログの引っ越しが想像以上に短時間に、しかも確実・簡単に済ませることができました。

 本来は、アメブロを今日閉鎖する段取りでした。ま、ほぼすべてのことが終わったので、昨夜、退会手続きを済ませました。ところが、どうもまだ機能しているようなのですが、アメーバーさん、どうなっているの? パスワードなどが消滅したので勿論、アメブロを開けることはできないのですが。

 退会理由を明らかにしないまま、別のブログを使っているわけですから、おかしいですよね。そのうち、我が思いを伝えてみるつもりです。

 気楽に更新を続けたいと思います。
THEME:日記 | GENRE:日記 |

残念な事件が起きてしまった

  昨日のブログで「少しでもトルコのことを理解し、好きになりましょう」と書き込んだその日に、トルコを観光中の新潟大学の女性2人が事件に巻き込まれました。ご存知のように一人が死亡しました。幸い一人の方は集中治療室から一般病棟に移られたことが伝えられています。

  トルコ国民は親日家であること、その由来についてブログから読み取れるようにしたばかりです。それだけにすごく残念な事件です。恐らくトルコの皆様も、すごく困惑されているはずです。トルコ在住の日本メディアの方でさえも、事件が信じられない、とコメントに困っていたほどでした。

  恐らくトルコ警察も国家の威信にかけて、事件の解決に取り組むはずです。事件の被害者が日本人であるだけでなく、事件の真相を明らかにしなければ、観光立国トルコの治安イメージ失墜に繋がるはずだからです。

  いずれにしても、お二人にとって運の悪さもあったように思えてなりません。不幸にも犠牲になられた女性のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い犯人逮捕を願うものです。

感動した二件のこと

  夏季五輪、東京開催決定前後を通じて、感動できることが二件ありました。その一つが、プレゼンテーションの壇上でのトップアスリートの方による堂々とした語り口です。もう一つは、東京開催決定後、トルコ国民の皆様がネットを通じて東京五輪開催を祝福するメッセージの書き込みが多く見られていることです。

  オリンピックの競技を通じて見るトップアスリートたちの集中力と精神力、ほんとに驚くものがあります。ところで、彼達は運動能力のすごさのみならず、いざというときは、大勢の前であれだけのことを語りかける才能も兼ね備えていることを知り、驚きました。それも、日本語と違うわけですからなおさらです。その口調にまるで、弁論大会でも聴いているようでした。

  トップアスリートたちの並々ならぬ応援も功を奏し、東京五輪が決まりました。ところで、決選投票でトルコは日本に負けました。本来であれば国民全体が意気消沈しているはずです。

  ところが、さすが親日家のトルコです。そのあとの行動がすごい。意気消沈どころか、ネットを通じて「東京五輪決定おめでとう」などの書き込みが沢山見られることが、ニュースで伝えられていました。根性の悪い私とは、大違いですね。

  ところで、トルコ国民が親日家であることは、多くの日本国民の知るところです。親日家の由来を確認するために、お時間が許されるようでしたらぜひ「こちら」もご覧ください。少しでもトルコのことを理解し、好きになりましょう。

被災地復興最支援の優先を忘れないで

  テレビをつけると2020年夏季五輪、東京開催決定で大騒ぎ。ま、仕方のないことなのか。過去のブログで東京五輪招致の反対意見を述べた手前、最後まで白けていた。

  反対理由を改めて記すと、関東大震災後の日本列島に大きなひずみが生じていることが考えられるからだ。だから日本列島のどこで、いつ地震が発生しても不思議でない。それに、火山の問題もある。それは、つい最近、桜島が噴火しことを思えば、火山噴火が決して架空の出来事で片づけることはできない。私も過去、自転車で桜島を周回したが、火山灰に悩まされた経験がある。僅かの噴火であってもそれはたいへんである。

  東京開催が決まるとアベノミクス4本目の矢が示された、などのことばが早くも飛び交っている。結局のところ、開催の裏で笑っているのは、経団連と自民党族議員であると思えて仕方がない。

  確かに、経済・雇用効果のあることも事実だ。その一方で地方にはなんの恩恵もないこともまた事実。それどころか、税金を吸い取られるだけの義務が課せられる。地方の商店街にある商店のシャッターが閉ざされている現実も直視するべきだ。

  最後に最も忘れてはならないのが被災地のこと。これまでの流れを見ていると、被災地の支援が後手後手といえる。東京五輪開催で浮かれるまえに、被災地復興支援を最優先させることを忘れてはいけない。

無事で、ほんとによかった!

<昨日の続きです>

  自転車で日本一周をする過程で、最も悩ましいのが寝床の確保と雨でした。その次が危険なトンネル走行です。

  松島市内に入り、この旅を通じて初めて寝床確保の目途がついていないことに困っていました。

  宿泊に困ればどこかの宿で泊まれば済むことですが、それでは自転車の旅の醍醐味(だいごみ)が薄れるので、極力、宿の利用は避けることにしていました。

  平成22年8月1日、この日の宿泊場所に困っていたわけですが、運よく東松島市内にある「
ランドリー・エムズ矢本店」内で宿泊させていただくことができたのです。それでは、宿で泊まるのも同じでわ、と思われるでしょう。でも、やはり宿とは意味が違うわけです。

  ま、細かいことはこの程度にしておき、お世話になった東松島市内にある
ランドリー・エムズ矢本店」に、昨日、意を決して電話をしてみました。でも、「現在この電話は使われておりません」の案内の声が聞こえないか、とにかく心配でした。

 電話をかけると呼び出し音が聞こえます。繋がりました。この瞬間、お店が健在であることを確信するとともに、安堵しました。少しすると、このあと落ち着いた応対で女性の声が聞こえてきました。確認をすると、旅の時、快く宿泊を許可してくれた責任者の女性であることが分かりました。

  まず、平成22年8月1日の夜、お店で泊めていただいたことを打ち明けると、私の名前を伝えました。

  このあと、お店を訪れたとき、いちばん初めに対応させていただいた若い女性の方の安否を確認すると、無事であることも分かりました。この瞬間、心からほっと一安心したものです。

  幸い責任者の女性の娘さんも無事であったのですが、その一方で、不幸にも親戚の方が被害に遭われたことをお聞きしたのです。あとで思いついたのですが、もしかするとお店を訪れたとき、初めにお会いした女性は、実は娘さんであったのかもしれません。

  お店も被害を受けたようですが僅か3カ月後、再度、開店させたことをお聞きしました。

  お客さんでもなければ、どこの馬の骨だかわからない私に心温かいもてなしをしてくれたあの時の対応が、今でも忘れることができません。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。旅を通じて忘れることのできないひとつの出来事でした。

  とにかく今は、皆さまが無事で、ほんとによかった、というのが正直な気持ちです。このあと、すぐお手紙を出すつもりです。

 

お世話になった東松島市・コインランドリー・エムズ矢本店

この続きは、次回とします

  自転車で日本一周するには、様々な困難や戸惑い、辛いことが伴います。その一つが夜の寝床確保でした。予備知識があれば、「道の駅」が最高の寝床(場所)であることを前提として日々走行するので、それほどの苦労をすることもなかったはずです。ところが、私の場合、この予備知識を抜きにして、「とにかく海岸で寝ればいいや」、程度の浅はかな知識で出発したのです。実は、これが寝床確保をするうえでの、苦労の始まりでした。

  走行中、私の心が最も滅入っていたのが宮城県松島市へ入った時でした。かの有名な松島の「五太堂」を観光していると、大勢の観光客を目にしました。そのとき思ったのが「この人たちには泊まるところがあるのに、私にはない!」、このような悲壮感に包まれていたのです。時刻はほぼ夕刻近くでした。でも、この日の寝床がまだ決まっていなかったのです。観光客を見ていると辛くなるので、とにかく急いでその場を抜け出したものです。

  このあと、東松島市街に入り、近くの温泉で入浴。お風呂の受付でコインランドリーのあるところの情報収集をしました。情報に基づきたどり着いたのが、東松島市内にある
エムズ矢本店」でした(8月1日)。

  実はこのお店が、私にとっての運命の出会いの場所になったのです。すでに夕刻間近になっていました。でも、まだテント設営の場所が決まっていません。かなり焦りがありました。そこで、お店の若い女性職員の方に、この付近でテントの設営ができる海水浴場がありますか?と問いかけてみました。すると「上司は今、出かけていませんが、ここで泊まってください。たぶん大丈夫です」と、思いがけない答えが返ってきたのです。

  このあと、すぐ女性上司がお店に戻ってくるわけですが、「どうぞなかで寝てください」と、ほんとに優しい心温まるお言葉でした。この時の私は、まさに「神の声」に等しいほどの声に聞こえたのものです。お二人のあのときの嬉しさを、今でも忘れることができません。

  このような経過の中で、この夜は、ここのコインランドリーでお泊りをさせていただくことになったわけです。

  日本一周を終えたのが、平成22年11月15日でした。
ところが、ご存知のように、その翌年・平成23年3月11日、東日本大震災が発生。東北沿岸一帯に大津波が押し寄せ、このことで東北沿岸部一帯に甚大な被害を与えました。私がお世話になった東松山市内もその例外ではありません。多大な被害を受けられている様子をニュースを通じて、知ったのです。

  東松島市内の被害状況を見て、私のお世話になった「コインランドリー」のことがいち早く「大丈夫なのだろうか?」と心から心配をしたものです。ほんとは、もっと早く無事の確認をするべきでした。でも、東北一帯が大変な時期であると同時に、もしや、というあらぬ不安もあり、電話をするのに躊躇(ちゅうちょ)しました。そのため、昨日に至るまで、このお店に安否の確認をすることができなかったのです。

  そして今日、思い切って電話をしてみました。でも通じる通じるかどうか分かりません。
<この続きは次です>

          松島の「五太堂」。ここを観光の後、東松島市内を目指しました。
 

    日本一周をする過程で、私にとって、生涯忘れることのできないお店に
    なりました。
    「東松島・エムズ矢本店」・クリーニング&コインランドリーです。
    ところが、お世話になったこの翌年、つまり平成23年3月11日、
    東日本大震災により、このお店も津波に襲われたのです。

 


  

          写真の椅子を利用して寝ました。見た目よりも大きな座椅子です。
         とにかく、手入れの行き届いた清潔なお店でした。
         中には、清潔なお手洗いもありましたので、
         不自由することがありませんでした。
 

 

              このように、そばには自動販売機までありましたので、
             飲み物についても困ることがありませんでした。
  






屋久杉の様に

  屋久杉の樹齢は千年とされています。勿論それ以下もあれば、はるかそれ以上の樹齢を越す杉もあるようですが。そこで屋久杉と人間の寿命を比較すると、ため息の出るほどの差があります。

  人間の平均寿命はせいぜい82歳程度ですが、この世に生を受け、自分の思うように活動ができる期間はせいぜい60年程度と言えます。更に睡眠時間を引くと、実際の活動期間なんて更に短くなります。人間の寿命なんて、ほんとに短かくて、はかないものです。

  このことを思うと、人生を大切に生き抜くことの大切さをつくづく思うものです。

  現職の時は、後輩に先立たれ、心から辛い思いをしたこともありました。そして退職のあと今、第二の人生を踏み出し新たな職場で仕事をしているところです。

 その職場において先日、(年齢が)後輩の方が「くも膜下出血」で、突然亡くなりました。一昨日、そして昨日とお勤め・お見送りをさせていただいたところです。

  何の前触れもなく、ほんとに突然でしたからね。悲しみとともに、ただただ驚きのひと言に尽きます。私の場合は、わずかな期間(お付き合い)でしたが、それでも他界された彼の面影が私の心の中に強烈に焼き付いています。

  現職、それも後輩に先立たれることは辛いものです。人間も屋久杉の様に長生きできればいいのに、としみじみ思うものでした。