旅の画像、№23(岩手県陸前高田市~岩手県山田町)
旅の画像、№24(岩手県陸前高田市~岩手県山田町)
8月4日(水)、この日の移動は、同じ岩手県内の海岸線に沿って、国道45号線を走行しました。とにかく連日の暑さでした。
本来は「道の駅やまだ」でテントを設営する予定でしたけれども、場所変更。道の駅近くの海岸に「三陸山田温泉浜の湯」があり、ここで入浴後そこで目についたのが広々とした公園でした。そこで急きょテントの設営場所に変更することにしました。
移動中、このような沢を見つけると冷水で顔を洗ってタオルに水を浸したうえで、頭を冷やしました。
ひとつは熱中症防止のためでもありましたけれども、眠気防止や暑さから逃れるためでもありました。
うっかり場所確認をし忘れましたけれども、下記写真のトンネルへ辿り着く過程で、かなりの上り坂であったことに加えて、厳しい暑さと上り坂でしたので走行車両から見た私の姿は、もしかすると「この人、大丈夫かな・・・?」と見えていたようです。
下記写真の前方のトンネルに差し掛かった時、私の背後から、かすかに声が聞こえてきました。なんだろうと思い振り向くと年配の男性が、運転する車から降りて、私の方向へと歩み寄ってきました。
「随分しんどそうに見えたから、これを持ってきたよ」と言って手渡れたものは、「氷のかちわり」でした。
このトンネルのずっと手前の坂道で私の姿を見たようです。ご本人が走り抜けたトンネルのずっと先にコンビニがありましたけれども、この方、私に氷のかちわりを届けるために、コンビニへ引き返してまでも、氷のかちわりを買ってから届けてくれました。
別れるときに、「このような人もいることだけを覚えていてくれていたらいいよ。しんどくなったり、水がなくなった時は、どこでもいいから家に駆け込みなさいよ」と言ってからお別れをしました。
ここへ来るまでに既に数名の方からの優しい心遣いを頂きました。「他人への優しい心遣い」、自転車で得た最大の収穫でした。
このかちわりを頂きました。何とか住まいをお聞きしておくべきでした。このことだけが悔やまれます。
時には、素晴らしい景色が旅で疲れた私の心を癒してくれました。
トンネルは涼を求めることのできる最大の場所でした。熱い時には、このトンネルが最高です。でも後続からの車が恐ろしい所でもあります。
岩手県の海岸線・国道45号線から少しばかり海辺へ入り込むと広大な公園があり、その一角に「鯨と海の科学館」もありました。この公園の近くにある「三陸山田温泉浜の湯」で疲れを癒し、テント設営でした。
すると、夜間、散歩中のご夫妻と出会い、持参のおにぎりをふたつ頂きました。ほんとに色々な出会いがあります。厳密に申しますと、テント設営禁止場所であったようです。
クマのことも含めて、余りにも広すぎて、どうも寝心地が悪かったですね。