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増本世志夫

Author:増本世志夫
写真は、和歌山県内にある「紀伊日ノ御埼燈台」です。
定年後、日々余裕ができたのでアメブロを始めたのですが、平成25年9月15日、当ブログに引っ越しをしました。思いつくままに綴っているところです。
 右サイドバー、リンク上段の「自転車で日本一周の旅」は私のホームページです。

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今年も驚かされた芥川賞

  一昨年の芥川賞は元フリーターの西村氏、昨年が元ニートで職歴なしの田中氏、このご両人の過去を知るにつけずいぶん驚かされたものである。なぜなら、たとえ有名大学を卒業されていても受賞できない方もおられるからである。

  二年連続で驚いたわけだが今年の芥川賞もまた驚かされた。過去のお二人とは異なるものの、今回は75歳の黒田夏子さんが受賞されたのである。

  この方、小説を書くことに執念を持ち続けるあまりに、生涯独身を貫き通されているようだ(私も生涯独身なので、こればかりはなんだかんだとは言えないが)。その執念がやっと実ったということである。だからすごい。

  唯一の欲望は、「書くこと」だとも言い切っていた。このことが生涯独身を貫き通させたのだ。わからないでもない。

  この方、携帯電話さえ持っていないらしい。唯一の連絡手段はハガキであることも打ち明けていた。

  信念を持ち続ければ、ほぼどのようなことでもなせる。ただし、“根拠のない自信”を持ち続けることが大切である。

  それにしても、今年もまた驚かされた芥川賞であった。今回も直木賞も含めて文藝春秋に掲載されるはずだから、これを買って読むつもりだ。





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人間の才能

定年後の私の読書にたいする意欲が衰えています。ひとつ言えるのは、限られた小遣いをけちっていることも事実です。せいぜい読むとしても、週刊誌や月刊誌(文藝春秋や正論など)でしょうか。

人との出会いにせよ、本との出会いにせよ、出会で自分の人生を大きく左右することさえあるはずです。残念ながら私にはそれほどの出会いはありませんが。

ところで本に関連することで最近、驚いたのが芥川賞を受賞された西村賢太氏と田中慎弥氏についてです。

当然、両作家のことをご存知の方も多くおられるはずですが、以前にも書いたことがありますが 西村氏の履歴は、中卒で元フリーター、おまけに親子二代で犯罪歴を持っていたようです。それが、藤澤清造(清の文字がこれではありませんが)作家の本(故人)との出会があり、今の彼にさせたようです。

彼が芥川賞を受賞するための執筆の際には、藤澤清造出身地である石川県七尾市まで出向き、作家の本に関するルーツを徹底的に調べたうえでお墓参りまでされたうえで、とにかく本をとことん読んだそうです。

誠に申し訳ありませんが経歴だけを知る限り、この青年が芥川賞を受賞できる人物になれるなど、多くの方が思わないはずです。でも彼は、見事に偉大な賞を勝ち取るに至りました。

さて、もう一方の田中氏ですが、この作家も高卒で元ニートで職歴なし。公立で入れそうなのは工業高校しかなかったことを本の中で語っています。とにかく勉強嫌いであったことまで触れています。

今の時代、編集者にとって手書き文章は受けがよくないようですが、それでもお二人の作家は手書き原稿を続けているそうです。

以上のことからもお気づきかと思いますが、人間の才能はすべてがその時で決められるわけではありません。勉強に取り組むための環境と意欲(集中力)で個人差が出てきます。それが30、あるいは40代になって現れることもあるはずです。



異色の男性作家

今年も芥川賞・直木賞の受賞者が発表されました。

第144回芥川賞を受賞されたときも、異色の男性作家が誕生しました。そのときの作家は、なんと中卒フリーターで友達もいない、おまけに共同インタビューの席で「そろそろ風俗・・・行かなくて良かった」と記者を笑わせたものでした。勿論、私もその時は驚きましたけれども。

さて、第146回にあたる今年の芥川賞を受賞された田中慎弥さんについてですが、この方もまた共同記者会見の席で爆弾発言をされていました。その席で彼は、どうもお酒を飲んだ後であったらしくて、言いたい放題のことばを炸裂。唖然としました。

彼もまた高校卒業後、39歳になった今に至っても、人付き合いが苦手でアルバイトさえしたことがないそうです。

時は異なれど、両人とも異色の作家にふさわしい共同記者会見です。

我と思う方は、ぜひ異色の作家を目指してみてはいかがでしょうか。